2016年6月14日火曜日

Long Short 2

■前回の補足
 前回のような記事を書いた直後、まさかのマザ-10%という笑い話が誕生し「やっぱショート大事やねん(;・∀・)」という空気が漂う中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 前回はLSの種類をいくつか並べてみましたが、それぞれどんなことをやっているのかまでは触れませんでした。そこでよく言われるのが下記の2つになりますので補足してみました。
 LSやる場合は、大抵下記の2つの要素のどちらかを含みます。これに加えて、セクター内でLS組んだり、個別企業の評価に基づいてLS組んだりするのが一般的かと思います。

 ・エクスポージャー調整型
  -ロングポジとショートポジのネットエクスポージャーを調整する
  -「良い株は上がって、クソ株は下がるやろ?」論に基づくことが多い
  -利益は0.5倍、損失は2倍になって死ぬことがよくある
 ・ペアトレード型
  -相関のあるAとBの剥離が縮小するのを狙うのが基本
  -「似たような銘柄なら、どっちかだけが上がるとかないやろ?」論に基づくことが多い
  -そのまま剥離が拡大し続けて死ぬことがよくある


 なおよくある誤解としては、アービトラージはAsk/Bidのスプレッドを抜くタイプとかでない限りは、大抵ペアトレードの派生で擬似アービトラージになることがほとんどです。M&Aアーブとか優先株・普通株アーブとかありますが、ファイザー・アラガンの合併やVWで何が起きたかを見れば、本来の意味でのアービトラージというのはそうお目にかかれないのが分かって頂けるかと思います。フリーランチなんてないんや(´;ω;`)ブワッ


■何のためにこんなことするの?
 では何でこんな面倒くさいことをするのか考えてみましょう。そもそも株価の方向が分かればこんなことをする必要もなく、素直に全力2階建てすればいいだけです。従って、わざわざこんな面倒なことをするということは、こういうことをしないと困るorこうしないと取れない利益があるという話になります。LSをやる理由としては、概ね下記の3つになるかと思います。

 ・全力でポジりたい
  -ロング150%+ショート50%とかなら、レバましましでもそう簡単に死なんやろ論
  -銘柄選択に自信ニキ以外がやると、損失が拡大してすぐ死ぬ
 ・LSやらないととれない
  -銘柄間の剥離を取りたい場合は、単独のロングorショートでは取れないからこうする
  -ペアトレード型やファクターベット型がこれ
  -剥離が期待通りに動くと思った?残念だったね☆(ゝω・)vキャピ
 ・指数がどっちに動くか分からないから
  -あぁ^~指数の動きとか分からんから市場リスクを省くんじゃぁ^~
  -いわゆるマーケットニュートラル(笑)がこれ
  -指数がどっちいっても損失になることが多いが、ボラが小さいので長生きできる


 要はリスク回避型とリスク選好型、その中間みたいな感じでざっくり捉えて頂ければいいかと思います。LSやってるからといって、一概にリスク減ってるわけじゃないよってことだけは注意が必要ですね。

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